【PeerCrossプレミアム座談会】合同会社miraiGOALs様と「ワンオペ」座談会をコラボ開催いたしました!
3月18日(月)合同会社miraiGOALs様とコラボし、日本ママ起業家大学の近藤洋子さん高橋香織さんをファシリテーターにお迎えして、「ワンオぺ」をテーマにプレミアム座談会を開催いたしました。
当日の模様をご紹介いたします。
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3月18日(月)「仕事と母」というキーワードで共鳴する、日本ママ起業家大学とピアクロスのプレミアム座談会も3回目となりました。
第一回の小一の壁、第二回の中学受験と回を重ね、働く母親のリアルを実感する座談会も今回のテーマ「ワンオペ」でラストです。
今までの二回はどちらかと言えば、これから起きるであろうイベントに備えた「転ばぬ先の杖」が内容でしたが、今回はむしろ現在進行中のホットな内容になります。
PeerCrossに集う頑張り屋の皆様達が、日々どんな事を考えてワンオペ状態で仕事と子育ての両立に向き合っているのか、またワンオペを回避すべく工夫を凝らしているのか、などを主催としてもしっかり受け止めたいと考えていました。
近藤はシングルマザーとして、高橋は夫が映像制作会社経営と、二人共ワンオペ育児の経験を踏まえての自己紹介。
そもそもワンオペとは?という言葉の定義から入ります。
元々は業務を1人の労働体系で行うワンマンオペレーションの略ですが、今では共働き家庭で、夫婦のうちどちらか1人のみが育児を行っている状態を指す言葉として使われることが多く、「ワンオペ育児」という意味で使われる方が主流かもしれません。
そのぐらい仕事をしながら子育てをするということが、1人の人間のマンパワーでは難しいのでしょう。私も高橋も子育て暦十数年ですが、何百回「ワンオペ」というキーワードを使ったか・・・。
まず参加者の方々にはワンオペでどんな事が辛い?という質問にチャットで回答してもらいました。
・家族の様々な要望に全て自分で対応しなければいけないこと
・自分の時間が全くない
・全てが自分のタスクで優先順位がわからなくなる
・自分が病気になった時に家庭が回らなくなる
・こちらが指示するまで夫が動かないこと
など、つい今朝の不満かのように、リアルで共感できる声が続々と書き込まれました。
どんなことが辛いかと挙げたらキリがないのですが、こうやって言語化してみることで、自分にとって一番しんどいことが見えてきたりするものです。
その流れで、言語化と分析をして対策をしたという経験談を高橋が話しました。
例えば、高橋の場合は平日の夕食作りに手が回らず、外食・出前・スーパーのお惣菜などを多用してしまい子供の食事の栄養バランスなどが気になっていた。
それなら平日は自分で作るということを手放して「宅食サービス」などを活用することが自分のストレスを軽減すると考えました。
栄養士さんが考えてくれたお惣菜を配達してくれるサービスなどが今は沢山あるため、それらを利用しても、食費を計算すると決して高くつくわけではないこともわかりました。
座談会の参加者にも同じサービスを利用している方がいましたが、今のお母さん達がそういった外部委託サービスを利用して、家事・育児の負担を軽減していくことはワンオペの必須条件のように思います。
また、近藤のワンオペ経験談は「小さなことは気にせず、お母さんがご機嫌でいることを目的にする」というマインドセットを中心に話しました。
例えば冷蔵庫の麦茶がなくなって飲み干しているのに、そのまま冷蔵庫にボトルが入っていたりするとイラッとします。
ワンオペはそういうことの繰り返しですが、だったら麦茶じゃなくて水で良いじゃんと切り替える。
そこでイラッとするくらいなら、水でも母がご機嫌でいた方が良いよねという心の持ちようです。
「夫は親戚のおじさんくらいに思うと感謝すらできる。」という究極の思考法まで飛び出しましたが、あれもこれもちゃんとやらなきゃと思ったり、なんでうちの夫は・・・など負の思考に寄って行くのはワンオペで一番良くないことです。
参加者の方々の中にも「夫とは食卓を別にすることでノーストレスになりました。」とか「夫はシェアハウスの隣人くらいに思い、洗濯物を自分のものは自分でやってもらったりしています。」など、夫隣人説の考え方で乗り切っているエピソードも多くあり、自分で自分の機嫌をマネージメントする姿はたくましさを感じます。
そして、令和の文明を利用しもっと楽に家事をしようと、3分でカレーができる電気圧力鍋や、全自動乾燥洗濯機、スチームアイロンなど、生活に取り入れることでストレスの刺が少し抜けてくれそうな家電アイテムの紹介、「ズボラ主婦革命」という家事のストレスを合理化してリセットする書籍の紹介もしました。
今回の座談会には、未就学も含めたお子さんが四人いる方や、シングルマザーの方なども参加してくださり、多様な意見を聞くことができました。
大人が自分だけという状況で、自分が病気になってしまった時にどうするべきかなど、これからもPeerCrossという環境を活用しながら情報を得て、様々な環境でワンオペをしているお母さん達がワンオペ時代を乗り切ってほしいと切に思います。
そもそも、深夜の牛丼屋さんが1人の担当で回せているのは、1人で回せるシステムと分量であることが大前提です。
ならば、ワンオペに置かれたお母さん達も限りなく1人で回せるシステムでなければ、パンクするのはあたりまえの事。
もちろん、ワンオペではなく夫やその他家族の協力が得られることが一番大事ですが、どうしてもワンオペになってしまう事の多い現代の核家族社会の中では、もっとお母さんのワンオペシステムを社会全体で考えていくべきかもしれませんね。
多くの参加者の皆さま、ありがとうございました。